響鬼さんとは違ったベクトルで、素直に面白いです。カブト。
1,2話を見た限り、加賀美と天道のキャラの違いが明確に書き分けられていてよかったと思います。加賀美が熱血漢、天道がクールという感じで。
でも本来の視聴者であるお子様的にはどうなのかぁとか思ったり。熱血漢の方が主人公に向いてるような気がしますが、加賀美は今後も変身できそうにありません(笑)。
天道のキャラクターは番組前に発表されていた通り、超偉そうです。まさに俺が正義。でも実は静かに燃える熱血漢。というか困ってる人は見過ごせないんでしょう。不器用ですが。この辺りのギャップが面白いところでもあります。
加賀美は最後まで悲しいキャラで終わりそうな気が(笑)。ヘタレじゃないだけマシだと思います。人を守ることに対して、加賀美は直情的に、天道は大局を見据えた感じでやってるのかなぁと。いえ、まだ天道に"人を守る"なんていう明確な感情はない?と思いますが。その辺は2話の「自分を犠牲にして他人を守る、戦士には向かないタイプだな」の発言からも分かるような。この発言、"感情で動いて死んでしまったあと、誰が他人を守るんだ"みたいに聞こえるのは私だけでしょうか? 2話で車の2人を助けたりしてましたし、天道は他人を見殺しにできるようなヤツじゃ絶対ないと思うんですけどね。
残りの方々は今だ描写不足というか。静かに燃える上司・田所、形式的に動く上司・岬、謎のボクっ娘日下部ひより、というのが率直な感想。これは今後のストーリー展開に期待です。
アクションのほうはカッコイイんですが、いつまでアクセルフォームもといクロックアップ描写のクオリティが維持できるか心配です。後ろ回し蹴りなライダーキックなど、それ玩具的にはどうなんだな必殺技も新鮮ですし。"クロックアップ → 鎧吹っ飛ぶ → サナギワーム殲滅 → ライダーフォーム出現" の流れは普通に燃えました。
うん、今後の展開に大期待。途中で路線変更とかはやめてくーれーよー。
現時点での私的な予想ですが、天道の性格は仕方なく形成されたものではないかと思うんです。おそらく、隕石落下の被害にあい、両親をなくし、妹を守るためには自分が強くなくてはならない、誰がなんと言おうと自分がしっかりしなくてはいけない、みたいな考えからきているのでは。おばあちゃんも隕石の被害で亡くしたか、もしくは引き取ってもらったときにいろいろ教えてもらったとかでしょうし(でもおばあちゃん、もう亡くなってる気がします)。天道の過去とひよりの過去は繋がりそうなので、その辺も楽しみです。