憎む物之怪

今日は体育祭。専攻科生である私はもちろん参加しません。てか、珍しく朝起きたら9時過ぎでした。研究のために学校に直行急に入ることになったバイトを終わらせ、帰宅後もののけ姫を鑑賞。そんな感じの今日でした。

もののけ姫ジブリの中でもかなり好きな作品です。昔の日本、そしてもののけ。リアルの中にあるファンタジー。日本人なら誰もが感じるであろう感覚が、映像の中に凝縮されている気がします。

それにしても、今にして見直すと再びいろいろと考えさせられました。

人間が壊した自然の驚異、憎しみの化身タタリ神。これは自然(自然と共に生きる動物)の人間に対する怒りの形でもあるんですよね。

まぁ考えるようになった理由は「仮面ライダー響鬼」。響鬼さんのストーリーは「古来より人間を苦しめてきた魔化魍(妖怪)を倒すため、人間が体を鍛え、鬼に変身して戦う」というものです。

しかしもののけ姫的に考えると、魔化魍だろうがタタリ神だろうが、それは自然という、生命を育んできたモノを壊し続ける人間に対する怒り。もののけ姫=サンもその自然を守るために人間側を離れた(生い立ち故仕方ないのですが)少女です。

自然を壊した人間を守るため、自然と戦うヒーロー。
そう考えた時、本当の悪というものはどちら側ととればいいのでしょうか。

劇中ではそれに関しては全く語られず、響鬼さんたちヒーローは凶悪なほど容赦なく敵である魔化魍を倒していきます。「人間のため」戦う彼らは既にその苦悩の域を突破しているように思えます。

自然は大切。しかし今のエネルギー問題などを考えれば、地球を蝕むことでしか人間は生きることができません。
これからヒトという種は、どこに向っていくんでしょうねぇ。


……最早日記じゃねぇ!!